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きのう、ある企業の説明会に参加した。

アナーキーな生き様にロックを感じていた俺だが、今ではすっかり丸くなってしまったものだ。

今俺にとって一番熱い言葉は「内定」だ。

きのう行った企業は、不動産業。

なぜ不動産?という質問にはこう答えよう。


法学部といえば、なんか不動産とか就職しそうじゃね?


こういったよく分からない偏見が俺を突き動かしたのだ。


面接の時にこの答えはさすがにまずいので、それまでにばっちりな答え方を考えておこう。


とにかく説明会に参加してみようと、説明会予約をしていた企業に行ってみたのだ。


会場に入ると、まず会社紹介のVTRを見せられた。

約30分におよぶ長いビデオだった。

社員たちの苦悩や、一大プロジェクトに立ち向かう社員の勇姿が描かれていた。

そして、VTRは佳境に入り、仲間割れや、会社の危機、そしてそこで下されたある社長の大きな決断、といった流れで、次第に話はどんどん逸れていく。


最終的には、みんな仲良く楽しくやってまーす。というハッピーエンドに終わった。


そして、VTRが終了し、司会をしていた社員の方が一言。


「いやぁ、このビデオ製作するのに、8ヶ月もかかっちゃいましたよー!」









『仕事しろよっっ!!』

俺を含め、その場にいた学生たちは、心の中でそう叫んだ。


その後は学生たちが6人ずつの班に分けられ、グループディスカッションを行った。


内容は、自分のこれまでの10年間のこと。



俺は出来る限り自分の10年間をかっこよく語った。

空手暦15年の俺は、ちょっとサバを読んで18年とか言ってみた。
高校時代主将をやっていたことは、一番のアピールポイントなので忘れず言っておいた。



しかし、周りの学生たちはもっとすごかった。

俺の隣にいたやつは高校時代テニス部部長、前にいたやつは野球部主将。


なんだかんだで、6人中、俺を含めた5人は高校時代部長をやっていて、残りの一人は副部長だった。


そうか。世間ではクラブの部長がやたら流行しているようだ。


てか、俺の言ったこともなんか嘘っぽくなるからやめてくれ。


さらに自称剣道部部長だというやつは、火事の中から子供を助けたこともあるらしい。

他の人も、なにかしら新聞沙汰になりそうな偉業を成し遂げていた。

いったい彼らは何者なのだ。
もしや不動産業は、常人は足を踏み入れてはいけないテリトリーなのか。




俺は心を落ち着ける。要するに、これが就職戦争というやつなのか。

本当のことを普通に喋っているだけでは、とうてい勝ち目はない。

俺にもなんかすごい経験があれば。。。

大塩平八郎さんのように、一人で乱を起こしました、みたいな経験もないし、

ペリーさんのように、鎖国中の国に無許可で船を乗り入れて開国させました、みたいなびっくりエピソードもないし、


エリカ様のように、「別に。」の一言で日本を震撼させるようなオーラもないし。

こんな凡人な俺だけど、今から急いで一揆のひとつでも起こしてみようと思う。













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今日は大学で小テストがあった。


といっても、単位の関係で1回生対象の授業のテストだったので、何気に余裕いっぱいのもみじさん(23)


問題用紙が配られる。問題はまぁ初級。


坦々と解答をこなす。ペンが走るとはこのことだろうか。と優越に浸り、この姿を実家の両親に見せてやりたい。などと、妄想は次第に飛躍していった。


半分まで解いたところで、「俺はもう出来ちゃったぜ」といわんばかりにシャープペンをカタンと机に置き、隣の席の人に余計なプレッシャーを与えてみる。


そして、隣の席の見知らぬ人が焦って答案を書いているその頃、僕は信じられない一文を自らの問題用紙に見つける。



『なお、解答は全てボールペンで記入すること。』



明らかに油断していた。思い切りシャーペンで書いているではないか。

どうもさっきから、なんか周りの人とペンを走らせる音が違う気がするなー。と思っていた。

俺って筆圧が弱いのかな。とかそういうことじゃなかったのか。


焦ってボールペンで上からなぞる。そしてなぞり終わったら、全力で下地のシャーペンの痕を消す。消す。


ここらで、周りの人からは(あいつ、間違ってシャーペンで書いてやんの。)と気づかれだす。

しかし、今は恥ずかしがっている場合ではない。消す。超消す。


さきほどプレッシャーを与えた隣の席の人の解答用紙を、今度は俺の消しゴム猛攻撃による地震が襲う。


「さっきからなんなんだ隣の奴は!!!!」という彼の心の声が聞こえてくるようだ。



たぶん彼はあの席に座ったことを心から後悔しているだろう。




予期せぬ二次災害に遭い、苦戦している彼を尻目に、俺は解答を仕上げた。


惜しくも散った彼の分まで頑張らないといけない。と心に誓い、なんとか仕上げた。







心から彼に謝りたい気持ちで今はいっぱいだ。













さっき近所のコンビニに夜食を買いに行って、駐車場で一服していたら、タクシーの若いお兄さんに道を聞かれた。



「すみません伊丹はこの道(をまっすぐ)でいいんですか?」と。



ちょっと道に迷ったレベルじゃないこの質問。ここは大阪府吹田市だ。

まず伊丹はひとつお隣の兵庫県ですよ。さらにいうと、今あなたが向かってる方向は正反対ですよ。そっちは京都。

そんな軽いノリの質問は、少なくとも兵庫県に入ってからしてください。
こんな大阪北部の住宅街のコンビニで聞かれても大変困ります。



てかもう、あなたそれ迷いすぎだから。県をまたいだ迷子とか、やりすぎにもほどがある。


つっこみどころが多すぎて、「ひたすら西に向かって走ってください」としか言えなかった。

運転手さんの話しぶりから想像するに、関東地方からやってきたばかりなのだろう。相当焦っていた口ぶりが印象的なメンズだった。


とりあえず、僕たちが話をしたコンビニに面している道路はただの住宅街なので、たぶんどんなに走っても兵庫県の標識は出てこないはず。

どうにか大きい道に頑張って出てもらうしかない。




ここから先は彼一人の運転、いや、もはやここから先は彼一人の戦場だ。

彼は静かにグローブをはめ直し、鋭い眼光を一瞬下に移し、すかさずクラッチを切り、一気にギアを入れた。





そして、申し訳なさそうにUターンをしていった。

あと僕が出来ることといえば、あの運転手さんの今後のポテンシャルに期待するのみである。

そう、俺は今とても多感な時期だ。

もっと色んな経験をしたいし、自分の力を試したい。

自分の中にあるはずの答えを見出したい。


今、俺は岐路に立っている。自分が進むべき将来はどこなのか。

生きがいを感じられる、生涯をもって尽くすべき仕事。

いやまてよ、俺、口べただし、持久力ないし、安定したいし、競争社会になんて出たら、一瞬ではじけ飛んでそのままヒラヒラ浮かんでそうだし。

よし、公務員になろう。


そうしようそうしよう。


難しいことを考えるのは、また明日か明後日くらいにしよう!

と、びっくりするくらい投げやりになってしまいましたが、とりあえず何か行動しないと始まらないので
、さっそく本屋さんに行って、「国家公務員Ⅱ種試験対策本」を買ってきました。


って言いたいのはそれではなくて、

何かいい本見つけちゃったのよ。




これ。とりあえずアマゾンから引っ張ってきた。

言葉を話すバイクに乗った主人公が、何かを求めて世界中を旅する話です。

世界中っていっても、舞台はどことなくジブリに出てきそうな世界です。

ある日は、とても栄えた国だけど、なぜか住民が一人しかいない国に行ったり、またある日は、近未来設備の国だけど、なぜか住民は一歩も家から外出しなくなった国に行ったり。

バイクで旅。というのが前面に出されたノベルです。バイクと二人旅っていう方が近いかも。けっこう描写もマニアックです。


気になったら是非本屋でも行ってみてください。
今日は夕方6時からバイト。


昨日寝たのがかなり遅く、今朝目覚めると窓の外はもう日が落ちて暗くなっていた。



やばい。寝すぎた。


焦って時計を見ると、5時50分。


いくらなんでも寝すぎだ俺!!

家から梅田のバイト先までは電車で30分。 間に合わない。



急いで服を着替えて、遅れると電話をかける。

大学終わるのが遅くなったとかそういうことにしよう。うん、そうしよう。


しかし何故か誰も電話に出ない。(本当はここで気づくべきだった。)



しょうがないのでとにかく焦って玄関を出る。


あれ、なんか外が湿っぽいような。雨?

いや、雨というよりなんか霜が降りたようなそんな感じ。。


もしや。。と思って家に戻ってTVをつけてみる。











めざましテレビやってた。





12時間表示の時計なんて・・・・反対だ・・・・。



そう呟きながら二度寝。




早朝6時の俺の着信履歴、バイトに行ったらなんてごまかそう。
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